群馬県大泉町の轟祐二容疑者(24)と、横浜市戸塚区の岸本蘭丸容疑者(21)はことし8月、千葉県八千代市の質店に包丁を隠し持って押し入ったとして強盗予備の疑いで逮捕され、11日、検察庁に送られました。

2人は実行役とみられ運転手役とみられる19歳の容疑者もすでに逮捕されています。

警察によりますと、2人は容疑を認め「金が欲しかった」と供述していますが、その後の調べに対し「SNSでの募集に応じ、匿名性の高いアプリで指示を受けた」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。

2人は押し入った店内で電話で指示を受けていて、経営者に「脅されているので警察に通報してほしい」と伝えていたということです。

警察は「闇バイト」で強盗の実行役を募ったとみて指示役を捜査するとともに、轟容疑者が神奈川県厚木市で起きた強盗傷害事件でも逮捕・起訴されていることなどから首都圏で相次ぐ「闇バイト」が関係する一連の事件との関連も調べることにしています。