医師の大久保愉一被告(45)は5年前、別の元医師とともに全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病のALSを患っていた京都市の当時51歳の女性から依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして嘱託殺人などの罪に問われています。

被告は「女性の願いをかなえるために行った」と述べて起訴された内容を認め、弁護側は「被告の行為を処罰することは自己決定権を定める憲法に違反する」などと無罪を主張しています。