12月23日、奈良県下北山村上池原の国道169号線で、道路沿いの斜面の土砂が幅およそ30メートルにわたって崩れて車2台が巻き込まれ、このうち1台に乗っていた男性1人は救助されましたが、大けがをしました。

もう1台の焼けて大きく壊れた車の中からは人の骨のようなものが見つかり、警察が身元の特定を進めていましたが、13日になって亡くなったのは和歌山県橋本市に住む木澤ひであきさん(75)と確認されました。

警察によりますと、木澤さんは先月23日に橋本市の自宅から三重県熊野市に海釣りに出かけましたが、土砂崩れのあと連絡が取れなくなっていたということです。

警察は釣りに向かう途中に土砂崩れに巻き込まれたとみて詳しく調べています。