去年11月、平塚市内のアパートに住む小学3年生の男の子が、隣の部屋の女性に、「ママが帰って来ない」などと助けを求め、家の電気が止められ、食べ物も少ない状態で保護されました。

警察はおよそ2週間にわたり放置していたとして、母親で、会社員の芥里菜容疑者(25)を保護責任者遺棄の疑いで16日逮捕しました。

これまでの調べで、母親は部屋に男の子だけを残して外出していたことが分かっていますが、その間、交際相手の家に滞在していた疑いがあることが警察への取材で分かりました。

母親は去年7月に離婚し、働きながら男の子と2人で暮らしていて、「仕事で忙しくて家に帰れない」などと説明していたということです。

調べに対し、容疑を認め、「子どもとどう向き合っていいか悩んでいた」と供述しているということです。

警察は以前から男の子をたびたび自宅に放置し、外泊を繰り返していたとみて、詳しいいきさつを調べています。