山梨県は、出生率の低迷による人口減少に歯止めをかけるため、妊娠を望んだときに備えてみずからの健康を管理する「プレコンセプションケア」の普及を進めています。

その一環として、県は妊娠のタイミングとキャリアとの両立に悩む人を支援するため、将来、妊娠を望む健康な女性が卵子の凍結保存を行う費用を助成する方向で最終的な調整を進めていることがわかりました。

県内に住む女性が対象で、事前に「プレコンセプションケア」や、卵子を取り出すリスクを学ぶ機会をもつことなどを条件とし、対象年齢や人数、助成の上限額などについては詰めの調整を進めているということです。

県は、必要な費用を2月定例県議会に提案する予算案に計上する方針です。