26日、今治市松本町の住宅で、この家に住むピアノ教師、冨田小雪さんが(64)首を切られるなどして倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察は、殺人事件として現場から立ち去った男の行方を捜査するとともに、事件のあと、連絡が取れなくなっていた冨田さんの35歳の次女の行方を捜していましたが、27日夜、次女は無事に保護され、西条市の自称 会社員の榊原正道容疑者(34)が、次女に対して腕を引っ張るなどの暴行を加えた疑いで逮捕されました。

警察は、容疑者は次女の知人で、事件後、次女と一緒にいたとみていますが、次女は事件の前に、容疑者とみられる人物との交友をめぐって周囲に悩みを相談していたことが、複数の知人などへの取材で分かりました。

暴行事件は、冨田さんが殺害された事件と近接した時間帯に起きていて、警察は2つの事件のいきさつを詳しく調べるとともに、榊原容疑者が冨田さんが死亡したいきさつを知っているとみて捜査しています。