佐久広域連合消防本部や関係者によりますと、50代の幹部職員はおととし、勤務時間中などに部下の職員を個室に呼び、長いときは1時間程度マッサージをさせたほか、以前の職場でも休日に複数の部下を呼び出し、小屋の新築工事をさせていたということです。

こうした行為は消防本部や第三者機関による調査でパワハラに当たると認定され、これまでの調査に幹部職員は「ハラスメントに当たるとは思っていなかった」という趣旨の説明をしているということです。

この幹部職員は以前にも別の職員への暴力行為で処分を受けるなどしていて、消防本部は今回発覚したパワハラについて、月内にもこの懲戒処分にする方針です。

佐久広域連合消防本部は、今後、係長以上の職員を対象に部下への接し方やハラスメントなどについて、外部の講師を招いて研修を行い再発防止に努めるとしています。