逮捕されたのは、本田技研工業サプライチェーン購買統括部に勤務していた小島瞬容疑者(33)です。

警視庁によりますと、2019年からおととしにかけて、法人契約のクレジットカードをおよそ2000回私的に使い、会社におよそ2300万円の損害を与えたとして背任の疑いが持たれています。

内部調査で不正が発覚し、去年4月に懲戒解雇されていました。

これまでの調べによりますと、容疑者は当時、法人契約のクレジットカードを管理する担当で、その立場を悪用し、インターネットのライブ配信者に対し、チップのような形でお金を払う「投げ銭」や個人の旅行などに使っていたとみられています。

警視庁は、容疑者が私的利用をおよそ5000回繰り返し、被害総額は7000万円に上るとみていきさつを調べています。

警視庁は認否を明らかにしていません。