この事件は、中学受験塾大手、「四谷大塚」の元講師が、塾に通う児童6人の名前や住所などをSNSに投稿していたなどとして個人情報保護法違反の罪で起訴されたもので、個人情報保護委員会が情報漏えいの実態について調査を進めてきました。

その結果、塾で児童の大量の個人データを扱っているにもかかわらず、管理が不十分だったことや、漏えいを認識してから委員会への報告におよそ2か月を要したことなどが確認されたということです。

このため、個人情報保護委員会は29日、「四谷大塚」に対して、改善を求める行政指導を行い、5月末までに改善状況を報告するよう求めました。

この事件をめぐって、元講師は、都内の校舎で教え子の女子児童合わせて12人の下着をスマートフォンで繰り返し盗撮した罪などにも問われています。