リニア中央新幹線をめぐっては、静岡県がトンネル工事などに伴う水資源や環境保全への懸念を理由に着工を認めない状況が続いていて、去年12月に国の有識者会議がJR東海がとるべき対策を取りまとめています。

29日は、JR側がこれに従って対策を実施しているかをチェックするため、国が新たに設けた有識者会議の初会合が開かれました。

この中では、JR側が静岡県内でのトンネル工事に向けて、周辺の河川の流量や生態系に変化がないかを随時、調査していくことを説明しました。

これを受けて、会議では、ことしの春以降、有識者会議のメンバーらが現場の視察を行うことや、JR側の対策を期限を区切らず監視していく方針を確認しました。