逮捕されたのは滋賀県栗東市出庭の無職、森崎愛美容疑者(33歳)です。

警察によりますと、森崎容疑者は去年9月ごろ、自宅でメチルアルコールを混ぜた飲み物を35歳の夫に飲ませ殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いが持たれています。

夫はめまいや吐き気を感じたり、視力が低下したりしたため、9月下旬に医療機関を受診し、その後の検査で、体内からメチルアルコールが検出され、病院が警察に届け出ていました。

夫は命に別状はありませんが、現在も視力が大幅に低下しているということです。

メチルアルコールは主に消毒剤や燃料などに使われるアルコールの一種で、体内に入ると分解されず、中毒症状を起こして死亡することもあり、警察は入手経路や動機などについて調べています。

警察の調べに対し、容疑者は「メチルアルコールを飲ませたのは間違いないが、殺そうとはしていません」と供述し、容疑を一部否認しているということです。