先月、大阪 中央区で、滋賀県に住む22歳の大学生を金を奪う目的で脅しビルから転落死させたとして、警察はいずれも大阪府内に住む中学生で、14歳の少女と15歳の少年を強盗致死の疑いで逮捕し、当時13歳の少年を児童相談所に通告しました。

3人のうち少女と当時13歳の少年がSNSで17歳の架空の女性になりすまして大学生とやりとりし、誘い出したとみられるということです。

その後の捜査で、この2人が「未成年者なので手を出したり会う約束をしたりするだけで犯罪になる」などと大学生を脅す計画を立てていた疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。

事件当日、少女が7階建てのビルの6階に大学生を誘い込んだあと、下の階で少年2人と合流して再び6階に戻ったとみられていて、少女と当時13歳の少年は「戻った時、被害者は階段の踊り場にいて、声をかけると上に逃げていった」と話しているということです。

警察は、大学生がそのまま隣の4階建てのビルの屋上に飛び移り、その後、路上に転落したとみていきさつを調べています。

調べに対し、逮捕された2人のうち、少女は容疑を認め、15歳の少年は一部否認しているということです。