福島第一原発の事故で、福島県双葉町などから宮城県などに避難した80人余りは、「ふるさとや地域のコミュニティーを奪われた」などとして、国と東京電力に5億5000万円余りの賠償を求めました。

1審の仙台地方裁判所は2020年、東京電力に合わせて1億4400万円余りの賠償を命じた一方で国の責任は認めず、原告と東京電力が控訴しました。