感謝状が贈られたのは、空調メーカー「ダイキン」の堺市にある工場に勤務する社員や、当時、現場にいあわせた看護師など合わせて5人です。

消防によりますと去年12月、堺市北区のコンビニエンスストアの駐車場で70代の女性が倒れ心肺停止の状態になりました。

堺市では企業や施設などに設置されたAEDを、いざというときに誰でも借りることができる「まちかどAED」という取り組みを進めていて、通報を受けた消防は救急車を向かわせるとともに取り組みに協力している現場近くの「ダイキン」の工場に電話し、すぐにAEDを持っていってほしいと依頼したということです。

電話を受けた宮脇順子さんら社員たち3人は、およそ200メートル離れた現場まで走ってAEDを運び、その場にいあわせた人たちとともにAEDを作動させました。

女性は意識を回復し、その後無事に退院して後遺症もないということです。