ネットに流出した文書は、3年前、旭川市内の公園で死亡しているのが見つかりその後、いじめを受けていたと認定された当時、中学2年生だった廣瀬爽彩さんに関する調査報告書とよく似た内容で、いじめ撲滅を訴える市民団体のウェブサイトに掲載されていました。

調査報告書は、市教育委員会の第三者委員会がまとめ、おととし公表されましたが、掲載された文書は、遺族の意向で非公表とされたいじめの詳細などについても黒塗りなどがされておらず閲覧できる状態でした。

旭川市教育委員会が、女子中学生や遺族のプライバシーを保護する必要があるとして、26日夜、市民団体に掲載文書の削除を要請するとともに、法的措置も検討していることを伝えたところ、市民団体は要請を受け入れ、掲載していた文書をすべて削除したということです。

今回の問題を受けて、市の教育委員会は第三者委員会の調査報告書や作成途中の文案などが流出した可能性があるとみて、引き続き、事実確認を進めることにしています。