法務省の検討会は、保護司の高齢化が進み担い手も減少傾向にあることから、持続可能な制度への見直しを議論しています。

こうした中、先月大津市で、保護司の新庄博志さん(60)を殺害したとして、支援を受けていた容疑者が逮捕されたことから、保護司の安全を確保するにはどのような対策が必要か意見を交わしました。

この中では、出席者から「支援が長期間に及ぶと適切な距離感を保てなくなるなど弊害も出てくるので、保護司を一定の期間でかえる方がいいのではないか」という指摘や「精神的に追い詰められる支援者もいるので、専門性のある社会復帰調整官が幅広く対応してはどうか」といった意見が出されました。

検討会は、ことし10月にも取りまとめる方針の制度の見直しに向けた報告書に、保護司の安全対策も盛り込むことにしています。