おととし6月、産後ケアを行う横浜市内の助産院に預けていた生後2か月の茉央ちゃんを亡くした両親は「助産師が30分ほど目を離した隙に事故が起きた。市は具体的な安全管理の基準を定めていなかった」などとして、横浜市や神奈川県助産師会、それに担当した助産師に対し、合わせて8800万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。

3日から横浜地方裁判所で裁判が始まり、両親は「産後ケア事業を行う市は、委託先の助産院などに対し、呼吸の確認について必要な指導や改善措置を行っていなかった」などと訴えました。