鹿児島県警察本部警備部公安課の元警部、幸得健一郎被告(51)は、ことし3月、県内で知人の40代の女性の体を触ったなどとして、不同意わいせつの罪に問われました。

10日の判決で、鹿児島地方裁判所の松野豊裁判官は「被害者が抵抗する中、わいせつな行為を繰り返し行っていて、被害者に与えた影響が大きいことは言うまでもなく、被告の刑事責任は軽視できるものではない」と指摘しました。

一方で「犯行を認め、二度と罪を犯さないと述べている」などとして、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

鹿児島県警をめぐっては、今年度、
▽警察官3人と
▽元生活安全部長の合わせて4人が相次いで逮捕され
警察庁が先月から特別監察を実施しています。

11日は、刑事事件の内部文書を第三者に漏らした罪で起訴された元巡査長の初公判が開かれる予定です。