これは26日、横須賀市教育委員会が記者会見で明らかにしました。

それによりますと、市内の公立小学校に通う5年生の男子児童は今月20日の未明、キャンプの宿泊行事で訪れていた神奈川県三浦市にある宿泊施設で寝ていた2段ベッドの上段から床に転落したということです。

児童はすぐに病院に搬送されましたが、頭の骨を折る大けがをして意識不明の重体だということです。

寝ていたベッドに取り付けられていた転落防止用の柵に異常は無かったということで、教育委員会は転落した詳しい原因を調べています。

事故を受けて、教育委員会は市内の公立学校の校長に対し、宿泊行事の際、就寝中の児童の見回りを行う体制を整えることや、施設の危険な箇所について事前に確認することなどをあらためて徹底するよう指示しました。

横須賀市教育委員会は「このような事故が起きて申し訳ありません。被害児童の一刻も早い回復を祈るとともに、事故を十分に検証し再発防止策を講じていきます」とコメントしています。