初めて和解が成立する見通しになったのは、東京・日野市に住む西スミ子さん(77)の裁判です。

西さんは脳性まひがあり、14歳のころに説明がないまま不妊手術を強制されたと訴えています。

旧優生保護法をめぐっては、最高裁判所大法廷が7月3日、別の被害者の裁判で憲法違反だったとして国に賠償を命じる判決を言い渡し、これを受けて国はすべての裁判で速やかな和解の実現を目指す方針を示していました。