8月23日は、79年前に旧ソビエトが元日本兵や民間人をシベリアなどに移送する指令を出した、いわゆる「シベリア抑留」が始まったとされる日です。

東京 千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑では、元抑留者や遺族などで作る団体が追悼式を開き、およそ150人が参列して、全員で黙とうをささげました。

厚生労働省によりますと、抑留され犠牲になったおよそ5万5000人のうち、今も3万2000人を超える遺骨が日本に帰ってきていませんが、このうちロシアでは軍事侵攻の影響で遺骨収集が中断されています。