千葉科学大 公立化移行 規模見直しや資金譲渡など条件を答申
「千葉科学大学」は、銚子市が90億円近くをかけて20年前に誘致し、岡山県に本部がある学校法人「加計学園」が設置していますが、長く定員割れの状態が続き、学園側は公立大学への移行を要望しています。
市は有識者などによる委員会を設置して移行が可能かどうか検討を進め、委員会は25日、答申をまとめて越川信一市長に提出しました。
この中では、移行は市の財政負担が増える可能性もあるため、学園側による運営の継続が難しい場合は、別の学校法人への譲渡などに期待するとした上で、7つの条件を満たせば移行が可能になるとしています。
条件には、大学の規模を見直して現在の3学部6学科から2学部2学科に削減することや、大学を安定的に運営できるだけの資金を学園側から市に譲渡するよう協議すること、それに、地元の高校との一貫教育を進めることなどが挙げられています。
答申を受け取った越川市長は「公立大学への移行は、大学の閉鎖を避ける最終手段として今後の対応を考えていく」と述べました。
声明:本サイト上のすべての記事リソースは、別途の説明やマークアップがない限り、オンラインリソースから提供されます。当サイト上のコンテンツが原作者の合法的な権益を侵害している場合は、当サイトに連絡して削除することができます。