今月13日、天草市天草町下田北にある「轟の滝」の周辺で水遊びをした複数の高校生が相次いでおう吐や下痢の症状を訴えました。

同様の訴えが相次いで124人に上り、県が検査を進めてきましたが、27日に記者会見を開き、滝つぼと滝のすぐ上の川の水からノロウイルスが検出されたことを明らかにしました。

また国の研究機関の検査で、4人の便からもノロウイルスが検出されたということです。

一方、周辺の水と便から検出されたウイルスでは遺伝子型が異なることから、県は「関連性が疑われるが原因の断定までには至らなかった」としています。

県は周辺での水質検査を続けることにしていて、引き続き滝周辺での遊泳などを控えるよう注意を呼びかけています。