3日午前0時45分ごろ、阿南市にある橘港の沖合に停泊していた海運会社の石炭専用船の近くの海上に大学生が転落しているのを、巡回していた船員が見つけました。

警察によりますと、大学生はまもなく引き上げられ意識不明の状態で病院に運ばれましたが、およそ3時間後に死亡しました。

死亡したのは東京 江戸川区に住む大学生、石森日向さん(22)で、ことし4月から海技士の免許を取るため同じ大学の学生など4人と一緒に乗船実習を受けていたということです。

警察の調べによりますと、学生らは2日午後8時ごろから船内で一緒に飲食していて、午前0時ごろに別れました。

その後、海の方向から大きな声が聞こえたことから船員が巡回していたということで、警察は何らかの原因で海に転落したとみて調べています。