起訴されたのは、群馬県吉岡町のトラック運転手、鈴木吾郎被告(69)です。

起訴状などによりますと、ことし5月、伊勢崎市の国道で時速90キロまで加速させてハンドル操作を誤り、対向車線を走っていた2台の乗用車に衝突して、2歳の男の子と男の子の父親や祖父を死亡させたなどとして、過失運転致死傷の罪に問われています。

これまでの警察の捜査で、トラックの中に焼酎の空き容器が2つ残されていたほか、事故後に血液から基準を超えるアルコールが検出されていたことなどから、警察は8月、酒を飲んだ状態で運転して事故を起こしたとして、危険運転致死傷の疑いで逮捕していました。

過失運転致死傷の罪を適用したことについて、前橋地方検察庁は「継続捜査中で、現時点では今回の罪で起訴した」と説明しています。

また、検察は捜査中のためとして、運転手の認否を明らかにしていません。