10日午後6時すぎ、常陸太田市上土木内町の県道で軽乗用車が前を走っていたコンバインに追突しました。

この事故で、コンバインを運転していた近くに住む農家の馬場清政さん(87)が病院に搬送されましたが、およそ6時間後に死亡しました。

警察によりますと、コンバインにシートベルトはついておらず、馬場さんは事故の衝撃で前方に投げ出されたとみられるということです。

警察によりますと、軽乗用車を運転していた近くに住む22歳の会社員は「前を走っているコンバインに気付くのが遅れてしまった」などと話しているということで、警察は詳しい状況を調べています。

現場は田畑に囲まれた片側1車線の道路で、当時は視界が悪くなる日没後の薄暮の時間帯だったということです。

また、警察によりますと、コンバインなどの農作業用の車両が関係する事故は、稲刈りが行われる秋などに増える傾向にあるということで、見通しがよい道路でもスピードを出さず、車両の後部に反射材を貼るなどの対策をとるよう呼びかけています。