警視庁によりますと、12日午後6時30分すぎ、東京・日野市多摩平で「木が何本も倒れていて、人が下敷きになっている」と通報がありました。

現場では住宅街の緑地にあるいちょう並木の長さ数メートルある木の枝が複数落下して、30代くらいの男性が下敷きになっており、救助されましたが、およそ2時間後に搬送先の病院で死亡が確認されました。

現場はJR豊田駅から北に700メートルほど離れた団地などが建ち並ぶ住宅街の一角です。

警視庁が亡くなった男性の身元の確認を進めるとともに、詳しい状況を調べています。

近くに住む70代の男性は「並木は団地と駅の間にあって、散歩に使う人も多く、子どももよく通ります。50年かそれ以上前からある古い木で、台風の後に枝が散乱することはありましたが、突然枝が落ちたことに驚いています」と話していました。