ことし7月、徳島県美馬市美馬町で、91歳の男性が自宅近くの川に「シニアカー」と呼ばれるハンドル型の電動車いすごと転落して亡くなりました。

警察や男性の家族によりますと、男性は近くにある田んぼや畑を見に行くのが日課で、シニアカーで川沿いの道を走行中に3.3メートル下にある川に転落したとみられるということです。

現場周辺にはガードレールなどはなかったことから、地元の自治会から安全対策を求める要望が上がり、美馬市は先月、川沿いのおよそ40メートルの範囲に転落を防止するためのポールを設置しました。

市は「安全対策として近くが川になっていることを見てわかるように対策をした」としています。

地元の自治会長の辺見清司さんは「地域ではシニアカーに乗る人も多く、危ないという声があった。同じような事故が起きないようにしてほしい」としています。