佐賀県警察本部がことし6月から7月にかけて自転車利用者に行ったアンケート調査では、8割の人がヘルメットを「着用していない」と答え、その理由について「格好悪い」「ダサい」「恥ずかしい」という声が聞かれたということです。

こうした中、神埼市の神埼高校では9月30日、校門の近くに帽子のような装いのデザインが工夫された6種類のヘルメットが用意され、生徒会の有志や警察などおよそ20人が、自転車で登校する生徒にヘルメットをかぶってもらったり交通安全のチラシを配ったりして着用を呼びかけました。

呼びかけに参加した高校2年生は「周りではヘルメットを着けている人が極端に少ないので、自分たちの呼びかけで1人でも多くの人がかぶってくれたらいいと思います」と話していました。

神埼警察署の西田傑交通課長は「ヘルメットをみずから率先して着ける意識づけができればと思い、企画しました。『おしゃれなヘルメットなら着けてみようかな』という声が聞けてよかったです」と話していました。