先月の記録的な大雨では、元日の地震の被災者が暮らす仮設住宅団地のうち、輪島市と珠洲市の合わせて6か所で浸水などの被害が出ました。

このうち、7日は輪島市の「山岸町第2団地」で復旧工事が始まり、県から委託を受けた清掃業者10人余りが仮設住宅の床下に潜り込み、泥を水で洗い流したり消毒したりしていました。

この団地では175戸のうち、合わせて129戸が床上や床下浸水の被害を受けました。

床下浸水の住宅では、復旧までおよそ1か月ほどかかる一方、床上浸水の住宅では、壁や床を外すなどして清掃する必要があり、県は、ことし中に復旧工事を終える方針です。

石川県建築住宅課は「大雨の被害を受けた地震の仮設住宅を復旧させる取り組みは県としても初めてだが、被災者のためできるだけ速やかに工事を進めていく」としています。