石川県では、ことし1月の能登半島地震で被災した建物の解体工事に伴う災害廃棄物の処理が課題となっています。

こうした中、都は、国と石川県からの依頼を受けて27日から都内3か所の清掃工場などで災害廃棄物の受け入れを始めました。

このうち、大田区の清掃工場ではトラックのコンテナに積まれたおよそ16トンの木くずなどが工場のバンカーに投入されていました。

都は、鉄道貨物で運ばれてきた災害廃棄物の木くずなどを焼却処分することにしていて、再来年の3月までにおよそ4万トンを受け入れる想定だということです。

また、今月の記録的な大雨による被害で発生した廃棄物についても、要望があれば受け入れることが可能だということです。

東京都の栗岡祥一副知事は「大規模災害では、大量に発生する廃棄物を地元だけで処理するのは困難だ。オール東京で、早期復興に貢献したい」と話していました。