山梨県では、中型以下の旅客機やプライベートジェットが離着陸できる空港を県内に整備できるかどうかについて、学識経験者からなる研究会を立ち上げ協議を進めています。

昨年度から県は、空港ができた場合の需要についての調査を始め、このほど、その結果をまとめました。

それによりますと、北海道の新千歳空港、福岡空港、それに沖縄県の那覇空港を結ぶ3つの路線では、県が、路線が成立する可能性があると仮定した年間の利用者数9万2000人を上回るとして、民間の格安航空会社がそれぞれの路線に1日1往復、定期便を就航させる可能性があるということです。

研究会のメンバーからは、
▽空港の維持管理にかかる費用を検討すべきだとか
▽空港に防災機能を持たせることを検討すべきだ
などといった意見が出されたということです。

山梨県リニア・次世代交通推進グループは「研究会のメンバーから意見をいただきながら、空港整備の可能性について引き続き調べていきたい」としています。