行田市の水田では、能登半島地震の被災地の復興を願い色合いの異なる4種類の稲で能登を代表する「キリコ祭り」などを描いた田んぼアートが制作されました。

13日は、収穫の時期を迎えた一部の水田で稲刈りが行われ、6月に田植えを行った親子連れなどおよそ200人が参加しました。

参加した人たちは鎌を手にぬかるんだ水田に入り、足をとられないよう気をつけながら30分ほどかけて、ひと株ひと株丁寧に刈り取っていました。

行田市は、観光客を呼び込もうと地元の農家などの協力を得て毎年、およそ2.8ヘクタールで田んぼアートを制作しています。

刈り取った稲は精米したあと、参加者に配られるということです。

参加した50代の男性は「鎌で刈り取るのは難しいですがお米になって食べるのが楽しみです。能登半島はこの間も水害があって皆さん苦労されていますが、少しでも応援ができたらと思います」と話していました。