16日午前9時半ごろ、横浜市青葉区鉄町で「きのうから窓が開いたままになっている住宅がある」などと近くに住む人から警察に通報がありました。

警察官が駆けつけたところ、玄関脇の窓が割れていて、住宅の脱衣所でこの家に住むとみられる高齢の男性が血を流して倒れて死亡しているのが見つかりました。

警察によりますと、男性は手足を縛られた状態だったほか、暴行を加えられたようなけがをしていたということです。

警察は身元の確認を進めるとともに、殺人事件として、詳しい状況を捜査しています。

また、首都圏では、ことし8月以降、闇バイトを実行役にした事件が相次いでいることから、警察は一連の事件との関連がないかについても調べることにしています。

現場は、東急田園都市線の市が尾駅から2キロほど離れた住宅街です。

NHKのへリコプターから撮影した映像では、住宅前の道路で多数の警察官が鑑識作業をしている様子が確認できます。また、玄関のドアとその横にある窓が開いているのが分かります。

事件があった住宅の近くに住む70代の女性は「最近、犯罪が増えていると感じていますが、まさか身近でこのような事件が起きるとは思わず、驚きました。千葉県では強盗事件があったとニュースで聞いたので怖いです」と話していました。