天皇皇后両陛下は23日午後4時半すぎ、東京 渋谷区の明治神宮ミュージアムに到着されました。

会場には奈良の正倉院に収められている宝物を専門家が忠実に再現した作品など30件余りが展示されていて、両陛下はこのうち、貝殻装飾の技法を駆使した、正倉院を代表する宝物の1つを再現した「模造・螺鈿紫檀五絃琵琶」をご覧になりました。

この作品の弦には上皇后さまが育てられた「小石丸」という蚕の繭が使われていて、説明役によりますと、両陛下は「どういう音が鳴るのでしょうね」とか、「こういう風に役立っているのはありがたいです」などと話されていたということです。

この展覧会は来月25日まで開かれています。