16日午前8時半ごろ、岐阜県飛騨市の東海北陸自動車道・下り線の飛騨トンネルの中で、乗用車4台とトラック2台、それに路線バスのあわせて7台が関係する追突事故がありました。

警察によりますと、この事故で、男女12人が病院に搬送され、このうち、事故の先頭から3台目の乗用車を運転していた岐阜県郡上市の53歳の女性が頭の骨を折って意識不明の重体となり、別の車の62歳の女性が鎖骨を折る大けがをしたほか、9人が軽いけがをしました。

路線バスの乗客など45人にけがはなかったということです。

現場はトンネルの入り口から少し入ったところで、事故当時、雪が降っていて、先頭を走っていた大型トラックに乗用車が追突し、後続の車が次々と衝突したということです。

「視界が悪かった」と話すドライバーもいたということで警察が事故の原因を詳しく調べています。

この事故のため東海北陸自動車道は飛騨清見インターチェンジと白川郷インターチェンジの間で夕方まで通行止めが続きました。