先月2日の午後7時すぎ、JR浜松駅に停車していた東海道新幹線の上りの東京行き、「ひかり518号」の14号車でクマ撃退用のスプレーが誤って噴射され、乗客が目やのどの痛みを訴えました。

警察の調べによりますと、浜松駅から乗車した登山帰りの首都圏在住の乗客が、スプレーのレバーを固定する安全装置を正しく装着していなかったため、リュックサックを荷棚に置こうとした際に、リュックのポケットに入っていたスプレーを誤って噴射したということです。

警察は、この結果、乗客2人に軽いけがをさせたとして、16日までに過失傷害の疑いで書類送検しました。

警察によりますと、クマ撃退用のスプレーは安全装置を正しく装着した上で、スプレーが飛散しないように袋の中に入れて持ち運ぶ必要があるということです。