東京出身の平野さんは、1963年に国際基督教大学を卒業し、アメリカのコーネル大学大学院で政治学を学んだあと、NHKに記者として入局しました。

その後、ワシントン支局の特派員などを経て、1988年からはNHKのニュース番組「ニュース・トゥデー」のキャスターとして、国際情勢などを詳しく伝えてきたほか、ヨーロッパ総局長などを歴任しました。

退職後もNHKの解説委員や学習院女子大学の特別専任教授を務め、著書などでも国際情勢について発信してきました。

家族によりますと、平野さんは去年末から体調を崩していて、今月12日午後、肺炎のため都内の病院で亡くなったということです。

83歳でした。