今回の地震で石川県では、全壊や半壊、一部損壊を合わせておよそ4万5000棟の住宅で被害が確認されていて、県は仮設住宅の建設を進めています。

輪島市では、31日、県内で初めてとなる仮設住宅18戸が市の中心部にあるキリコ会館多目的広場で完成しました。

午前中、業者が設備などを確認し、午後、県から市に引き渡されました。

完成した仮設住宅は、2DKタイプが14戸、4LDKタイプが4戸の合わせて18戸です。

市によりますと、入居は2月3日からで、これまでに申し込みがあった4000件余りの中から、18世帯58人の入居が決まったということです。

一方、このエリアは津波の浸水域にあり市は「すぐに建設できる市の土地の中から選んだ結果でやむをえないと考えている。万が一の際は速やかに高台に避難してほしい」としています。

輪島市内では、今回の18戸を含めて合わせて7か所で548戸の仮設住宅の建設が進められていて、県は、住まいを失った人たちに速やかに安心できる環境を提供したいとしています。