気象庁によりますと、珠洲市の長橋町に設置されている津波計は、1月1日に発生した能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震のあと、観測できなくなっていました。

気象庁が1月30日、津波計のデータを入手して解析したところ、津波の到達を示す海面の上昇は確認されず、現地調査でも津波による浸水の痕跡はなかったということです。

この津波計は海水面の高さを電波を使って測定していますが、珠洲市の観測地点付近では地震後に地盤が隆起して、海底が陸地になっていることがわかっていました。