今月3日の午前8時ごろ、弥富市平島町で木造2階建てのアパートが焼け、6つあった部屋のうち1階の同じ部屋に住んでいたパート従業員の窪米三さん(68)と、無職の南由美さん(57)、2階に住んでいた無職の後藤一夫さん(66)の3人が一酸化炭素中毒で死亡しました。

このほか、別の部屋にいた40代の男性も煙を吸うなどしてのどにやけどをしたほか、もう1人は、逃げて無事でした。

警察は、周辺の防犯カメラの映像などをもとに捜査し、同じ弥富市に住む会社員の佐藤忍容疑者(61)がアパートに放火して住人を殺害しようと考え、何らかの方法でアパートの1階に火をつけた疑いがあるとして29日殺人と殺人未遂、それに、放火の疑いで逮捕しました。

警察によりますと調べに対し容疑を認めているということです。

佐藤容疑者は、亡くなった3人と知り合いだったとみられるということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。