書類送検されたのは、新宿 歌舞伎町にあったマージャン店の53歳の経営者と従業員4人、それに客2人の合わせて7人です。

警視庁によりますと、経営者らは平成24年からことし1月にかけて、客に賭けマージャンをさせていたとして、賭博開帳図利などの疑いが持たれています。

店では、個人で訪れるいわゆる「フリー」の客どうしで賭けマージャンが行われ、人数が足りないときには従業員が参加することもあったということです。

また、金銭のやりとりはポーチを使って隠しながら行うなど、発覚しないよう対策も取っていました。

店は今月2日に廃業しましたが、11年余りでおよそ9億円を売り上げていたとみられ、調べに対し、経営者は「現金を賭けないと集客につながらないと考えていた」と供述しているということです。

都内では、令和3年からおととしにかけて賭けマージャンで6店舗が摘発されていて、警視庁は引き続き行政指導や立ち入りを行うなど悪質な店舗の実態把握を進めることにしています。