輪島市は、地震のあと授業再開のめどが立たないとして、市内にある3つの中学校の全生徒401人のうち希望したおよそ260人に、石川県南部の白山市にある県の施設に集団で避難してもらい、家庭の事情で自宅などに戻った生徒を除いていまもおよそ220人が避難を続けています。

その後、授業を再開するめどが立ったとして、市は、卒業式に間に合うように中学3年生は3月上旬に、中学1年生と2年生は新学期に間に合うように3月下旬に、集団での避難を終了することを決めました。

ことし4月からは元の学校で授業を再開するということです。

輪島市教育委員会の小川正教育長は「保護者から大切な子を預かり、集団避難をしてもらい感謝している。4月から学校を再開する前に通学路の安全を確認するなどして、子どもたちが通いやすい環境を整えたい」と話しています。