東京 千代田区汚職事件 贈賄側団体 会長 利益供与の業者調整か
千代田区の区議会議員だった嶋崎秀彦容疑者(64)は、4年前の2020年、区立小学校と幼稚園の改築工事の入札をめぐり、業者から区の職員を通じて入札情報を聞き出すよう依頼を受けて、便宜を図った見返りに、合わせて33万円分の賄賂を受け取ったとして、あっせん収賄の疑いで再逮捕され、11日午前、検察庁に送られました。
これまでの調べで、賄賂をおくったとされる業者らは十数社で「千代田区災害対策管工事協力会」という団体をつくり、落札したい工事について元議員に依頼していた疑いがあることがわかっています。
捜査関係者によりますと、元議員は、便宜を図る見返りに▽領収書の肩代わりや▽自宅の内装工事などを依頼し、当時、「協力会」の会長を務めていた会社の元役員が、その要求に応じる形でどの業者が負担するかなど、調整を行っていたとみられるということです。
業者側からの利益供与は遅くとも7年前の2017年から行われていたとみられ、警視庁は「協力会」の会長を“窓口”に元議員がやりとりしていた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
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