さいたま赤十字病院に行政指導 精神科の強制入院 適切に行わず
さいたま市によりますと、さいたま赤十字病院の精神科病棟で医師の資格がない職員が診察や薬の処方、身体拘束の指示などを行っていると去年4月に情報が寄せられ、市は12月までに4回にわたって病院に立ち入り検査を行いました。
その結果、去年までに「医療保護入院」という患者の強制的な入院の際に、法律で義務づけられている専門の医師による診断が行われていなかったり、必要なカルテの記載がなかったりするケースが確認されたということです。
一方で、無資格の職員による薬の処方や身体拘束の指示などは確認されなかったとしています。
さいたま市は先月、さいたま赤十字病院に対し法律に基づいた強制的な入院の手続きが適切に行われず、人権侵害につながりかねないとして是正を求める行政指導を行いました。
さいたま赤十字病院はNHKの取材に対し「立ち入り検査を受け、大変重く受けとめております。関係法令の遵守はもとより、患者の尊厳を守り信頼される医療を徹底してまいります」とコメントしています。
声明:本サイト上のすべての記事リソースは、別途の説明やマークアップがない限り、オンラインリソースから提供されます。当サイト上のコンテンツが原作者の合法的な権益を侵害している場合は、当サイトに連絡して削除することができます。