遺体を取り違えるミスがあったのは、全国の12の都府県で葬祭業を展開する、名古屋市に本社がある「ティア」です。

会社などによりますと、3月9日、この会社が運営する越谷市の葬儀場で、男性の遺体と別の女性の遺体を取り違えたまま葬儀を執り行い、そのまま火葬したということです。

火葬のあとで男性の遺族が遺留品などを確認したところ取り違いに気付きました。

会社によりますと、安置されていた場所から遺体を葬儀のために運び出す段階で取り違えたということです。

ひつぎには名札がかけられるなどしていたものの、担当者が確認を怠って間違って運び出してしまったということで、会社はそれぞれの遺族に対して謝罪しました。

この件について「ティア」は「人為的なミスと確認不足で生じたことであり、今回の事態を重く受け止め、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。