小浜市国富地区には、コウノトリの巣作りを促すための人工の塔が設置されていて、兵庫県生まれのオスの「誠」と、島根県生まれのメスの「はるか」が巣を作っています。

市によりますと、先月から巣に伏せる時間が長くなるなど、産卵の兆候が見られ、これまでに巣の中で少なくとも3個の卵が確認できたということです。

産卵は4年連続で、順調にいけば今月下旬には卵がふ化してひなが誕生するということです。

小浜市では、コウノトリの観察や撮影をする際は、150メートル以上離れて静かに行うことや、餌を与えないこと、私有地への立ち入りや路上駐車を控えるよう呼びかけています。