フィリピンの入国管理局は、日本の元暴力団員らがフィリピンを拠点に立ち上げた「JPドラゴン」と呼ばれる犯罪グループの幹部、コヤマ・トモヒロ容疑者(49)を、首都マニラにある収容施設に拘束していると発表しました。

入国管理局によりますと、コヤマ容疑者は2019年にフィリピンに入国しことし1月、フィリピン警察に詐欺の疑いで逮捕された際、複数の銃や弾薬などを所持していたということです。

日本の警察当局によりますと、コヤマ容疑者ら「JPドラゴン」のメンバーは、ルフィなどと名乗り、一連の広域強盗事件を起こしたとして指示役らが起訴されている特殊詐欺グループと接点があったとみられています。

コヤマ容疑者については、日本の警察が日本国内で被害が発生した特殊詐欺に関わった疑いで捜査していて、フィリピン側に引き渡しを求めているということで、入国管理局は今後、コヤマ容疑者を日本へ強制送還するとしています。