警視庁によりますと、26日午後9時前、東京・北区十条仲原の住宅から火が出て近くの住宅に燃え広がり、合わせて5棟が全焼しました。

警視庁は、その場にいた火元の住宅に住む無職の鈴木弘通容疑者(82)が、「火をつけた」と話したことなどから、放火の疑いで逮捕しました。

この火事によるけが人はいませんでしたが、火事のあと、隣の家に住む70代の女性が家の外にいたところ、容疑者から暴行を受けて腕に軽いけがをしたということです。

調べに対して、「ガスボンベに穴を空けてライターで火をつけた」などと供述しているということで、警視庁は近所の住人とのトラブルも含め、詳しい経緯やいきさつを調べています。