「クーリングタイム」は、県高校野球連盟が6日開幕した夏の全国高校野球宮崎大会から取り入れ、気温や湿度などから算出する「暑さ指数」が県内の観測地点のどこか1か所でも31以上になると予測された場合に実施されます。

8日は、この条件に達したため、すべての試合でクーリングタイムが取られ、選手たちは5回終了時に、冷房の効いた部屋に移動し、10分間、水分補給などを行います。

午前中、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で行われた宮崎大宮高校と都城泉ヶ丘高校の試合では、5回が終わると、選手たちがロッカールームに移動して涼み、水分を取るなどしていました。

選手たちは7分間休憩したあと、ウォーミングアップを行い、再び暑さに体を慣らしてからプレーを再開していました。

県高校野球連盟では当初、クーリングタイムを「熱中症特別警戒アラート」が発表された日に設けることにしていましたが、7日、選手の1人が熱中症の疑いで救急搬送されたことを受け、急きょ条件を大幅に引き下げ、8日初めて行いました。

選手の1人は「グラウンドでは日が照り返して暑いので、こうした休養を取れるのはありがたい」と話していました。